東日本大震災  支援

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昨夜、建築士会のシンポジュームがありました。
テーマは、「東日本大震災被災地からの報告と期待する支援」
福島県建築士会の松隈会長さんの報告です。
福島県では、地震、津波の被害に加えて原発事故の伴う、放射能汚染、それが巻き起こした風評被害の現状を報告されました。
遠くの事で、ピンときませんでしたが、福島県にある59市町村のうち、9市町村が避難地域にあり、街ごと無くなっている、、、市役所自体がよその地域にあると言う事です。
10年かかるとか、30年とか戻ってこれないということになると、個人が所有する不動産資産を9市町村分国が保証すると言う事になるのでしょうか?
やはり、ピンときません。

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岩手県のとある街の死亡者の例ですが、65歳以上の死亡者が59%を占めています。高齢者ほど被害を受ける率が高いです。
岩手県建築士会の柏館釜石支部長は、当日盛岡におられて、車で少し山間部にある自宅に夜間帰宅されたそうですが、電気も携帯電話も通じず、次の日までは津波被害の事は知らなかったそうです。
阪神大震災の時もそうでしたが、情報がなかなか現地ではつかみにくいという事と、電気と携帯電話がいかに生活とそれにかかわる情報源になっているかということです。

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これは、津波避難の現状と、教訓です。
正しい避難訓練を続けていた学校では被害者が0であったこと。
津波はテンデンコ(バラバラ)でどこから来るか分からないから、命もテンデンコ(バラバラ)に自分のことが助かる事を優先にすること。
親が子供を助けに行くこと、この当たり前のことを過保護とまで言っています。高台にあった保育園の子供たちを津波警報で自宅に送り届けていたバスごと、津波にのみ込まれて全滅した例もあったようです。

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右から左へ津波が通り過ぎて行った建物です。
阪神大震災を経験してなんとか、立ちなおったのですが、つくづく津波でなくて良かったと思います。
被災地では、建築士の仕事はまだまだないようですが、建設会社は大忙しらしいです。それを聞いて少し安心しました。

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by haruki-fujino | 2011-07-08 14:40 | 大切な物

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