糸、糸、糸
2010年 06月 22日

新しく焼いたタイルのサンプルが届いたので、新大阪の現場に行ってきました。

右側が、去年焼いた10,000枚のタイルで、左側が新しく焼いてもらった15,000枚のタイルのサンプルです。
左側は少しだけ黄色がかって色が薄いように感じますが、もともと貼ってあった健全個所のタイルとほぼ同色で御施主様のOKをいただきました。これでピッチを上げて仕事が進みます。

タイル屋さんはこんな風に糸を張って、この糸に沿ってタイルを貼っていきます。

2本張ってある糸は、躯体のコーキング目地の上にタイルのコーキング目地を合わせ、地震の振動でコンクリートが動いた時、タイル面も別々に動き、はがれるのを防ぐためです。

この千枚通しに結びつけられた糸は、7階から4階まであるバルコニーの手摺の角に張られています。下から見上げるとまっすぐな線としてタイルが仕上がります。
◎家守りの工務店◎
株式会社 藤野工務店
http://www.fujino-house.co.jp/index.html
by haruki-fujino
| 2010-06-22 18:22
| 現場、職人さん