安穏 2

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琵琶湖に登る朝日です。
朝6時40分、今日もいい旅日和になりそうです。

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朝ごはんです。
アユの一夜干しを網で焼いて食べました。
ご飯おかわりしてさあ出発です。

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湖西から、新名神高速道路に乗って一路三重県の津市まで、2時間で着いてしまいました。
真宗高田派本山 専修寺山門です。
五間三戸二階二重の門の形式になっており、これは山門として最高の格式です。

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手水舎の龍です。
コンクリートのたたきの中から今にも出てきそうです。

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御影堂です。「日本で5番目に大きい木造建築物です。」と、解説の僧の方が申されて、大きさにこだわれるようです。
私は大きさではなく、この本山のあちらこちらに見受けられる職人さんの技に見入ってしまいました。

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渡り廊下にあった柱の継手です。30センチ角のケヤキの柱です。
膨らんだ部分に突起をつけて決して引き離せないような継手、カマ継ぎといってよく用いられる継手です。
裏側もこんな継手で、四方カマ継ぎといいますが、どうやって組んだのでしょうか。
うーん、一級建築士の私も、帰ってきて写真を見せたうちの若い大工さんも、うーん、無言です。
答えは一番最後に、、、。

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御影堂の内部です。
お内陣は浄土にたとえ、725畳の畳の間は沢山の門徒さんが集まり、法話を聞き、念仏を唱えることによって少しでも浄土に近づけるように作られています。

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木口は少し割れが入っていますが、栗の木で作った床材です。
鉄道の枕木にも使われた木で、硬くて、水に強く、摩耗性にも優れています。
濡れ縁には一番すぐれた材料です。
節のない材料で、こんなに大きな木がら、昔はこんな大きな木がたくさんあったのでしょうね。
牛に引かれた大八車が何度も往復したことでしょう。

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鐘楼を支えている石積みです。
電気も、ダイヤモンドカッターも、クレーンもない時代に、ノミとセットウ(少し大きな金槌)だけで接地面と、面を合わせる技術、どんな職人さんが作ったのでしょうか。

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宝物殿には、親鸞聖人直筆の書が展示してありました。
「他力本願」「悪人正機」「往生」という3つの教えを説いてあるようでした。
毛筆で読めない部分が多かったです。(汗)

また機会があれば訪れてみたいお寺です。

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西名阪道を一路大阪方面へ。天理市を過ぎたころに夕日が沈みました。

 答え:カマ状の突起を柱に直角に掘るのではなく、凹凸とも45度に斜めに木口を刻んで、
45度方向から横に滑らせて据え付ける。
上下に引き抜くことはできないが、斜め45度には可動すると思う。
びっくりさせて喜んでいる腕のいい大工さんがいたのですね。




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株式会社 藤野工務店
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by haruki-fujino | 2011-11-15 19:14 | 西法寺

日記です


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