13 東北旅行 3
2013年 08月 21日
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八幡平に登りました。
たくさんの温泉が噴き出していて、蒸気が上がっているところが見かけらます。
アップにすると、露天風呂に入っている人が写っています。
男の人です、、。
登っていく途中に50年近く前に廃坑になった、松尾鉱山の跡地があります。
鉄筋コンクリート造の従業員宿舎が残されています。
グランドや体育館まで完備された、当時としては立派な施設でした。
近づいてみると、かなりコンクリートの破壊がすすんでいます。
本来、コンクリートはアルカリ性ですが、
空気中の二酸化炭素と、雨水が反応して出来る、炭酸や、
最近では酸性雨、によって外壁面から、中性化が進みます。
鉄はアルカリ性の中では錆びることはないのですが、
中性化が進んだコンクリートの中では、錆が発生します。
鉄は、錆びると膨張するので、コンクリートを内部から押し広げて、破壊がすすんでいきます。
内部も雨漏りの放置でかなりの破壊が進んでおり、
そのうち床が抜けおち、構造体が崩壊することになります。
鉄筋コンクリート造の建物の寿命は、30年とか50年とか言われますが、
コンクリートが中性化して中の鉄筋がさび始めるまでの期間を表しています。
外壁塗装をして、中性化をおさえ、防水工事を怠らないことによって寿命はのびます。
この廃墟のなかで、いつまで見ていても飽きなかったのは私だけ、、、、、。
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◎家守りの工務店◎
株式会社 藤野工務店
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by haruki-fujino
| 2013-08-21 13:25
| 旅