’14 東北旅行 6
2014年 08月 23日

一日一度クリックをしていただくと、励みになります。

南三陸町の「ホテル観洋」は、朝日が見える宿として有名です。
どんより曇った空と水平線のわずかの隙間に太陽が顔を出しました。
日の出は、朝の5時25分です。

しばらくすると、カモメが飛び出し、エサのエビセンを投げると器用に旋回してくわえます。
エサがなくなると、もうないの??と催促にやってきました。
空は今にも降り出しそう。
海では、牡蠣の養殖がのブイが並んでいます。

前日通り過ぎた、災害対策庁舎の建物です。
壁も、窓も引きはがされて鉄骨の骨組みだけが、少し右(山側)に傾いて残っています。
献花台に手をあわし、目を閉じると、津波の音と、悲鳴がきこえてきそうでした。
放送室は2階にあったそうです。

1キロほど離れた少し高台に、さんさん商店街があります。
被災地域で被害にあわれたお店が、仮設の店舗を50件くらい出されています。
さっそくお土産を買いに訪れました。
お土産を買いに入ったお店のおばさんは、災害対策庁舎の近くで被害に合い、お知り合いの人が何人も亡くなられたそうです。
いまだに忘れられなくて、3年も経つのにあの建物を見に行ったことがないそうです。
外部から来た人は、記念に残すべきとか簡単に意見しますが、地元の人はそれだけではないようです。

南三陸町を後に、蔵王山に登る予定でしたが、雨もひどいので、帰ることにしました。
762キロ、9時間20分の行程です。
東北自動車道は渋滞していますので、山形経由、最上川を下り、北陸自動車道をめざします。

山形市の南にある、上山(かみのやま)城です。
もう家に帰るだけだからと、寄り道です。

日の落ちる前に北陸自動車道に入りました。
寄り道をしたおかげで、帰宅したのはあくる日の朝3時でした。
今回の旅行は、観光半分、津波被害の街を歩いた経験は記憶に残るものです。
5年かかって、東北地方はほぼ制覇、来年は佐渡ヶ島ですって。
いつも読んでいただきありがとうございます。
クリックしていただきますと、きっと良い事があります。(笑い)
◎家守りの工務店◎
株式会社 藤野工務店
http://www.fujino-house.co.jp/index.html