鳥取 仁風閣
2017年 01月 27日
今日の芦屋は暖かくて、昨日の鳥取の街の事がずいぶん昔のように感じられますが、、。
完成引渡の仕事が済んだので鳥取城に行ってみました。
お城の建物は何もなくて、正確にはお城跡、石垣だけが残っていました。
積雪は40センチほど、サングラスをかけないとまぶし過ぎ、
本当にいいお天気でした。
安全靴は防水ですが、踏み固められたところ以外は歩けません。
バランスを崩して、カメラを片手に雪の中へ、、、。(笑)
おかげで、しばらくの間、レンズが水滴で汚れたままの写真になりました。
二の丸跡まで登って見た鳥取の街です。
日本海までは見えませんでした。
すぐ近くに、明治時代に建てられた仁風閣があります。
明治40年、当時は皇太子殿下であった大正天皇をお迎えするため建築されたそうです。
「開館しております。どうぞお入りください。」
との事でしたので入ってみることにしました。
裏庭に回ってみると、建物が光っています。
あまり人が入ってこられないのか、しずかな場所で、
ゴチック様式の建物をしばらく見とれていました。
大雪の日の次の日、快晴ものと現れた佇まい。
やはり晴れ男がいいですね。(笑)
建物の中は撮影禁止になっていましたので、ホームページから拝借くしました。
謁見の間です。
天井高は4メートル近くあり、廻縁も漆喰で仕上げてあります。
カーテンボックスはケヤキで彫り物がしてあって、目をひきました。
カーテンを下から見上げると、カーテンレールはレールではなく、
直径5センチくらいの真鍮製のパイプです。
そのパイプに通された丈夫そうな輪に、重たそうなカーテンが吊ってありました。
この螺旋階段ですが、どうみても木製の壁から段板が突き出てくるのは無理です。
手すりの付いている桁の部分がらせん状に柱となって段板を支えています。
硬そうなケヤキ材と思われる材料で、
構造的にも、意匠的にも素晴らしい仕事です。
どんな大工さんが作られたのでしょうね。
仁風閣
命名は当時、日露戦争でバルチック艦隊を相手に大勝利を収めた、
東郷平八郎海軍大将。
また訪れてみたい場所が増えました。
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